推しと私。
『推し』という言葉の使い方って人それぞれだと思います。
どちらかというと、気軽に使う言葉って印象がありますよね、『推し』。ジャニーズ界隈で使われる『担当』の方が、ちょっと強いイメージというか。
ただ、私にとって『推し』という言葉はちょっと特別です。
私にとって『推し』は、ある程度お金と時間をかけて応援すると決めた人に向けて使う言葉なんですけど、多分意味合い的には『担当』に近いものがあります。なんていうか、推しくん株式会社の広報部に勤めたい的な?世の中の人にもっと推しくんの良いところ、かっこよさに可愛さに素敵なキラキラっぷりを広めたい的な?あわよくばみんな推しくんのファンになってお金落としてくれ的な?プロデューサーっぽいなとか思ったこともありましたが、失礼にもほどがあるので広報部だと思っています。なんか今流行りのソシャゲっぽいですね、プロデューサーって言葉が思いつくこと自体が。
ざっくり分けると、①推し②応援している子③把握している子(テニミュキャストはまずここ)④名前は分かる子、っていう区分でしょうか。まあこういう意味で『推し』という言葉を使っているので、長らく一強だった①に飛び込んできた今の推しくん(前記事でいうところのBくん)はすごいなあと思っています。運命的な出会いかな?
推しくんのどこが好きか、と言われたらそりゃもう全部なんですけど、あえて言うなら3つあります。
(1)一生懸命なのが見ていて伝わってくるところ
(2)人との出会いや繋がりを大切にできるところ
(3)自分の思いを言葉にして教えてくれるところ
まずは(1)です。もうとにかく真っ直ぐで、一生懸命で、努力することを面倒だとか恥ずかしいとか思っていないところが、人間として尊敬できます。すごい、純粋にすごい。あまりにも綺麗なので逆に人間じゃないのではとすら思うことがあります。本当に推しくんは人間なんでしょうか?誰か教えてほしいし、同担もきっと同じこと考えていると思っています。
次に(2)。推しくんは共演者や自分を使ってくれた制作さんの新しい作品、過去に出ていたシリーズの新作などを、時間があればほぼほぼ観劇します。それをきっちり報告してくるし、自分の感想と宣伝も欠かしません。こういうところとても大切だと思うし、推しくんのすごいところは人の懐に入り込むのが上手だって点です。年上~同い年にはどちらかというと甘え上手で構ってもらう、年下にはお兄さん。どっちの役割もできて、なおかつ両方から真面目でストイックなのに可愛い、という評価をもらいます。本当にどうなんているんでしょう推しくん。やっぱり人間じゃないのかもしれない。
最後に(3)。推しくんはツイッターとブログをやっています。そして、結構な頻度で更新をします。特にブログに関しては、文章がすごく丁寧です。日本語が綺麗とかそういうことではなくて(むしろ文章自体は稚拙な方だと思います。推しくん自身頭脳面は……で、ちょっぴりお馬鹿さんなエピソードには事欠きません)、自分の感じたことをしっかり込めて描いているなあって意味で丁寧です。このときはこういうこと考えていたんだなあとか、そういうのを教えてくれるのって、個人的にはやっぱり応援しがいがあるんです。
きっと私には、『演技が飛び抜けていてもどんな人かいまいち分からない・考えていることが謎』なタイプの人は、どれだけかっこよくても美人でも②応援している子で終わるんだろうなあと思っています。気持ち悪いこと承知で書くなら、人間っぽさを見せてほしい。精神的にちょっと距離が近いなって感じられないと、推したいってところまでいかないんです。だからジャニーズじゃなくて若手俳優なんでしょうね、きっと。推しくんについては、元々は身体能力とか演じていたキャラクターとの親和性から興味を持ったんですが、今はそれ以上の理由に辿り着きました。
推しくん、万人受けするかっこよさかと言われると多分そうじゃないし、身長は低めだし脚は短い方だと思うし、前述の通り頭脳面に難ありだし、実はオタク気質だってのも知ってますが、多分誰にでも推せる最高に素敵な子です。もっとたくさんの人が、推しくんの魅力に気づいてくれればいいな。そして、いつか私なんかには手の届かない世界へ羽ばたいてほしいです(ブログのタイトル通り)。
ところで、ここまで若手俳優のことを『~~な子』と書いていて、自分でもちょっと引きました。推しくんが私の一つ下ってことも影響あるんでしょうが、多分一番の原因は、テニミュ3rdシーズンのキャストが、一番年上でも私と同い年っていうことが影響しているんだと思います。ああ、世界の若手俳優の基準は、そう遠くない未来に2000年代生まれ*1になっていくんでしょうね……。