手の届かない世界に羽ばたいて。

たまに書きたくなったときに、読む必要のない文章を書く

若手俳優とオタクのSNS。

三連休はテニミュを観ていました。
六角公演、若いですね。声質が若い!若手俳優業界でもここまで若い声を聞いたのは初めてです。青学も六角もまだまだ成長途中でしょうが、六角はまとまりつつあんでしょう。そして氷帝はお兄さんになったというか、凛々しく頼れそうな雰囲気が出ていました。氷帝公演のときから一皮も二皮もむけた印象です。ここからみんながどうなっていくのか、親戚のおばちゃん的テンションで見守っていきたいですね。それにしても『神が創りしマスターピース*1、パワーワードなのに軽率に使いたくなる言葉です。


さて、みなさんの推しくんたちは新年を元気に過ごしていますでしょうか。
私の推しくんはすこぶる元気です。お仕事とお仕事の間の期間を、趣味と観劇で楽しそうにしてらっしゃいます。何かした日は確実にツイートしますし、よっぽどのことがない限りは写真を付けてくれるのでありがたい。何も呟かない日があまりないので、今日も日本のどこかで生き生きとしてるんだなあってほっこりします。


ツイッター、ブログ、インスタ。若手俳優がやるSNSってこのあたりでしょうか。1つだけやっている子もいれば、全部使いこなしているもいて、どれをどのくらい使うかでその子のスタンス的なものが見えてきますよね。

最近だと、やっぱりツイッターが一番多いのかな。某事務所も個人ツイッターを解禁して、今や若手俳優のスタンダードSNSの地位を確固たるものにしている感覚です。気軽ですし、画像も複数枚添付可能。リンクも貼れるし、何より人に知ってもらう・広めてもらうことが大切な若手俳優にとって、RTはありがたい機能なんじゃないかなって思います。自分が苦じゃない程度に活用していくことで、自分に興味を持つ人間の絶対数は増やせると思います。そこからファンにできるかは、その子の腕次第。個人的には稽古の話や、日常のちょっとした発見、今日こいつと飯行きました~的なことを教えてくれるのは、すっごく好きです。優しいなあと思うし、自分のファンに餌をあげることを忘れない子には売れていってほしいなと思います。ブログに比べて餌やり楽ですしね。まあその気軽さの分、言葉選びには注意しないといけませんが。ブログよりも拡散力や人の目につきやすさが高い以上、内容や言葉選びは難しいです。友達との会話では普通に飛び交う言葉が、実は差別用語NGワードだったり、自分の意図とは違う意味合いで広まってしまったり。140字で自分の考えを100%伝えるのって、注意力と想像力を駆使しないといけません。カノバレ匂わせとかも、注意力と想像力の欠如が引き起こす惨事でしょう。このあたりの話はまたいずれ違う機会に書いてみたいですが。今のところ推しくんはまだやらかしたことはなかったはずなので、これからも迂闊な火種になることは呟かないことを祈っています。

ブログも、まだまだ若手俳優にとっては重要な自己アピールの場かと思います。ツイッターをやっていなくて(もしくは事務所から禁止されていて)、ブログだけやってるって子も多いですし。ブログの良いところは、しっかり書けることでしょうね。字数制限はないし、画像もたくさん貼れる(使用率が一番高いであろう緑のところは15枚だったような)。一つの記事をしっかり書くだけで、自分の思いを伝えるのはそんなに難しくないんじゃないでしょうか。ツイッターをやってない子は、毎日書いてたりもしますよね。毎日書くスタイルの子、週に一回くらい書く子、千秋楽のタイミングで書く子、色々なスタンスがありますが、推しくんがどんな思いでその作品に取り組んだかを知りたい私は、千秋楽のタイミングだけでもいいのでブログを書いてくれる子が好きです。私の推しくんは週に1~2回くらいは書きます。長い現場だとちょっと開いたりしますが、その分現場終わりに時間をかけて、長くて熱くて感動的なブログをアップしてくれるので大好きです。ところでブログのコメントって、どのくらい検閲かけてるんでしょうね。去年これも某現場関連で一騒ぎ起きていましたが。

インスタは、写真大好きな子が愛用しているイメージが強いです。あんまり詳しくないので、知ってる子のを覗く程度ですが。私が見ている限りでは、ツイッターと同じ画像をインスタで管理している使い方の子が(若手俳優業界では)メジャーなのかなって思います*2。長い期間、インスタがメジャーになる前からオタクとして生きてきた私には、インスタは未だに『オタクじゃない人の使うSNS』という怖さ?みたいなのがあります。


どれを使うのも個人の自由ですし、更新頻度もその子のやりたいようにするのが一番です。でも、今は若手俳優が数え切れないくらいいますし、その中で成功していくためにはある程度、自分の存在をアピールしていかないといけなさそうです。軌道に乗るまでは多少なりとも、自分がどういう人間なのか、誰と知り合いなのか、何ができてどういうことをしたいのかあたりを、ファンにもですし特に制作サイドにも売り込んでいってほしいなあと思います。最近は作る側の人もSNS活用しまくりですしね。


ところで、オタク側のSNSの利用も興味深いですよね。
私はここ半年くらいから推しくんへのリプ(コメント)を始めました。リプ専用のアカウントを作って、そこからやっています。本垢でやるのはリスクが高すぎるし、知り合いにも即ばれてしまいますからね……。頻度はほぼ毎回、大体のツイートにはリプします。絵文字と顔文字をあえて入れて、無駄な可愛らしさを添えてみたり。内容は、3回くらい読み返してから送信します。140字でどれだけ伝えられるか、毎回自分との勝負です。さすがに俳優同士のリプに割り込むような厚かましさは持ち合わせていません。ブログへのコメントも、やり始めてからは毎回します。更新頻度がちょうど良いくらいなので、苦痛に感じたことはないですね。

リプ垢、俳優垢、愚痴垢。このあたりはツイッター検索すると面白いので、たまに暇つぶしでやります。特に俳優垢と愚痴垢は、関わらなければ見ていてすごく楽しいです。俳優垢は馴れ合いだと思っていて、私自身は推しくんのことを同担と語り合う趣味が特にないので、自分がやること自体には全く興味がないです。同担拒否とかじゃないですし、同担の友達もいますけど、タグとかで繋がっていくような浅い付き合いの人と推しくんのこと語り合っても、そのうちマウント取り合いしたりしてしんどそうです。あと現場であいさつする人が多いのが面倒。基本観劇は単番でやりたい人間なので、狭く深い付き合いができる方が嬉しいです。俳優垢作る人って、ごく一部のぶち抜けたガチ勢以外は意外とゆるい推し方の人が多くないですか?(個人的感想)参戦履歴~!って大々的に書いているのが「これだけかい!あれは?」みたいなことが多いです。人それぞれ住んでいるところや金銭事情、スケジュールも違うので回数=愛だとか思ったことないですけど、その回数で「○○くんのATM~!」とかよく書けるなって、ただただ尊敬します。こういう人に限って、茶の間と回数入るオタクに喧嘩腰なツイフィールなんですよね。どっちでもない人間から見ていると、面白い世界だなあって思います。私の意見を言うのなら、回数=愛ではないですけど、公演やってるのに行かないのは自分が飢えて無理です。推しくんへの愛どうこう関係なく、自分が推しくん不足で死ぬ。あと、推しくんにとって一番ありがたいファンは、ネット上であーだこーだ言っているより、たくさんの公演に来てくれる(チケットを買ってくれる)子だと思います。リプ送って画像保存して、それだけで「私○○くん沼!」って言う人は、そういうこと何も言わないで推しくんにお金を落としてるファンのことを馬鹿にしちゃいけません。これもまた個人的意見です。愚痴垢に関しては、特定のキーワードで検索しないと(そして誰が騒ぎを起こしているのか察知しないと)なかなか表には出てきにくいので、その見えづらい世界でなら自由でいいと思います。それにしても、特定班ってどんなジャンルにもいるし揃いも揃って仕事が早いですね。

 


結局SNSって、楽しくて便利なように見えて、見えない何かに縛られるツールだなあって、最近特に感じます。SNS依存傾向にある人ほど、メンタル不調な人が多い印象。推しくんには毎日呟いてほしいですけど、自分はあまり使わないで生きられたら幸せでしょうね。そんな矛盾したことを、今こんなブログを書いているくせに思います。

*1:今回の跡部様は入浴されないのですが、代わりにバレエを披露されます。そのときの歌に出てくる一節。

*2:稀にツイッターとブログなしでインスタだけの子がいますよね。私は8代目青学の座長のインスタ大好きです